コンクリートポンプ車は、建築現場などでコンクリート圧送に使用される建設機械。コンクリート作業車ともいいます。
主にミキサー車により輸送されたフレッシュコンクリート(生コン)を、トラックないしトレーラーに架装されたPTOポンプで発生させた油圧力を用いて、型枠などの打設箇所まで輸送する用途に使用します。
ブーム車は、生コンを離れた場所に圧送するために輸送管のついた折りたたみ式のブームを架装したタイプのコンクリートポンプ車のことです。
このブームの存在により、高所等の生コン輸送が難しい場所も、配管を使用したりして圧送が比較的容易に可能となります。
車両の安定を保つ目的でアウトリガーと呼ばれる張り出し脚を使用するため、ポンプ車の設置に必要な面積が広いというデメリットもあります。
また生コンの移動・ブームや車体の動揺・風の影響などによって負荷が常に変動するため、作業時のブーム先端のブレをいかに抑制するかが設計上の要点となってます。
ポンピングチューブと呼ばれる円筒形の筒を、油圧モーターで駆動する回転式のローラーで絞ることにより、チューブ内のフレッシュコンクリートを送り出すタイプのポンプ。
国産化の際に技術提携した会社名(アメリカのチャレンジクックブラザーズ社)から「チャレンジ式」とも呼ばれる。比較的圧送能力は低いため、建築現場において使用される。ポンプ車のホッパー内の生コンをミキサー車に返す事が出来るという利点があります。